鍼の太さってどれくらいなの?

2019年08月1日

当院でもよく鍼治療を受けられる患者様が多いですが、質問されることの多いのが「鍼の太さ」です。

注射と同じくらいのイメージをもたれている方も多いので、今回は「鍼の太さ」について解説していきます。

 

○注射針と鍼灸の鍼の違い

まず鍼治療で使う鍼と注射針では注射針の方が3倍くらい太いです。

針先も違います。注射針は針先がナイフのように尖っているのに対して、鍼治療で使用する鍼先は少し丸みがあります。

鍼治療に使う鍼は、施術者が持つ方を鍼柄(しんぺい)と呼び、患者さんに刺す方を鍼体と呼びます。

鍼体の長さ 40〜50㎜

鍼体の太さ 0.18〜0.25㎜

になっています。

上記の数字よりさらに細い鍼や太い鍼もあります。

数字だとあまりイメージがわかないかもしれませんが、大体「髪の毛」ぐらいの細さだと思っていただけたらいいと思います。
おそらく皆さんが思っていたイメージよりだいぶ細いと思いますが、この細い鍼をピンポイントでツボに刺しているので、すごく繊細な技術が必要になっています。

 

鍼には大事な要素として鍼の「材質」があります。
材質は鍼体(刺す側)の材質になり「金」「銀」「ステンレス」の3種類があります。

今は、ほとんどの鍼灸整骨院が「ステンレス鍼」を使用していて、「金」や「銀」の鍼を使っているところはかなり少なくなっています。
当院でも「ステンレス鍼」を使用しています。

 

長さや太さの違いは、鍼を刺す部位によって変えています。
例えば、手や足なら細くて短い鍼を使用する場合が多いですし、腰や臀部など筋肉が大きい部位には太い鍼や長い鍼を使用していますが、院では鍼の刺激に強い方や弱い方がいますので、個人個人に合わせて鍼の太さや長さは決めています。

 

 

 

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