生理不順
- 生理のサイクルが短い
- 遅れたり、2~3日で終わり量も少ない
- 生理が2カ月に一度しかこない
- 冷えに反応する不規則な月経が心配
- 出産後も不整周期が続いている
生理不順とは
生理不順とは、「25日~38日で次の生理がくる」「ずれても7日以内」「1回の生理は3~7日続く」ここからずれた状態が3カ月続く、具体的には24日以内、39日以上の間隔で生理を繰り返す時や、毎月長くなったり短くなったりすることをいいます。
どうして生理不順(月経不順)は起こるの?
生理不順の原因を考える上で、そもそもどうして生理がおこるのか?
生理は、女性ホルモンである卵胞ホルモンと黄体ホルモンによってコントロールされています。
卵胞ホルモンによって成長した卵子が排卵され受精卵を受け止めるための子宮内膜が厚くなりその後、黄体ホルモンによって子宮内膜の厚い状態が維持されるのですが、妊娠せずに子宮内膜が不要になった時、この子宮内膜がはがれて「生理」という形で外に流れ出てくるのです。この一連の周期が生理です。
月経・生理の周期や機関が定まらないのは、この女性ホルモンのバランスが乱れていると考えられます。
基本的には女性ホルモンの卵胞ホルモン・黄体ホルモンによってコントロールされていますが、この体内のホルモン分泌のメカニズムは実際にはとても複雑です。
脳の視床下部・脳下垂体・卵巣という三つの器官が関係し合っているので、そのうちのどれかのひとつにトラブルが発生すれば、すぐに月経・生理に影響がでてしまいます。
生理不順になると将来的にどうなるの?
生理不順(月経不順)の種類
◆稀発月経
個人差はありますが、39日以上間があく長い期間を稀発[きはつ]月経といいます。
◆頻発月経
月経周期が24日以下という短いサイクルを頻発[ひんぱつ]月経といいます。
◆過長月経と過多月経
月経期間がダラダラと8日以上続く状態を過長[かちょう]月経といい、出血量が増える・月経にレバー状のかたまりが混しる・月経痛がひどいなどの症状がみられる状態を過多[かた]月経といいます。過多月経は子宮の不調や病気などが原因になってることもあるので危険です。
◆過少月経と過短月経
経血量が少なく、ナプキンの表面に経血がわずかにつく程度で終わってします状態を過少[かしょう]月経、2日以内で終わってしまう場合を過短[かたん]月経といいます。
◆プレ更年期の月経不順
卵巣の老化は35歳頃から少しずつはじまっており、更年期の前段階のプレ更年期で月経周期がみだれたり、経血量が減るなどの状態がある人は、閉経に向けての変化がすでに起こっているかもしれません。