腰椎分離・すべり
- 病院で腰椎分離と診断された。
- 病院で腰椎すべりと診断された。
- 朝起きるときに腰が痛い。
- 運動をすると腰から足にかけて痛む。
- 重たい荷物を持つと腰や殿部に響く。
腰椎分離・すべりとは?
腰椎分離は背骨(脊椎)の突起部分の骨の連続が絶たれてしまった状態をいい、疲労骨折になります。
一方、腰椎すべり(辷り)は離脱してしまった上位にある椎体が、下位の椎体に対して前方にずれた状態をいいます。
腰椎分離は10~15歳の小・中学生に出やすく、まだ脊椎に成長が発展途中でスポーツでの衝撃によって離断してしまったと考えられています。
腰椎すべりは加齢とともに退行性変化によって起こると言われているので40歳代の中高年になりやすい疾患です。
腰椎分離・すべりの症状とは?
腰椎分離は離断しているとはいえ、不調が無のことが多いので全く気づかないまま離断部分が癒着して成長する方がたくさんいらっしゃいます。
症状が出ても鈍痛の場合が多いのが特徴です。
なので小・中学生のときに腰のレントゲンを撮らない限りは気づきにくい疾患です。
腰椎すべり症は、長時間立っていると腰や殿部~足にかけて痛みが出やすく、横になって寝ていたり、座っていると楽になるというのが特徴です。